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CSファイナルで露見した”代打の切り札とベテランの不在”という来季への課題

タイガース噺

クライマックスシリーズ(CS)全敗という結果で今シーズンが終わりました。

試合を見て思ったのですが、今シーズンのまんまの試合内容だったように思いました。

  1. ピッチャーが抑えても野手が打てない。
  2. 3番森下・4番佐藤がいないとまるで得点に繋がらない。
  3. 代打が出ても凡退する。

今回は、中でも”代打の切り札とベテランの不在”に注目をした噺です。

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代打の切り札の不在

代打の神様

かつての阪神には、代打で圧倒的な実績を残すいわゆる「代打の神様」がいました。
そうです、八木裕さん、桧山進次郎さん、関本賢太郎さんなどがいらっしゃいましたね。

一打に懸ける役割を極めたベテランや特化型の強打者が代打の切り札として常に控えていました。

しかし近年は、若手主体への切り替えや編成上の事情から、ここぞの1球で仕留められる経験豊富な「代打の切り札」の層が薄いという課題があります。

  • レフトとショートの固定ができなかった。
  • 常にレギュラーを狙う選手たちが代打として出ていた。

日替わりで代打候補が変わるなど、役割が固定しにくいことも選手がリズムを掴みにくくする要因になのではないかと思います。

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代打は全ポジションの中で最も結果を出すのが難しい

試合終盤の緊迫した場面で登場するため、相手が送り出してくるのは主に「勝ちパターン」の継投投手や、球威・変化球のキレが一級品のセットアッパー、クローザーであることが多いです。
レギュラー野手のように試合を通じて何度も打席に立ち、球筋や投手のテンポに目を慣らすことができません。
ベンチで何時間も待機し、たった1球の失投を仕留めなければならないため、初球から積極的にいけず見逃し三振に倒れるケースなども目立ちます。
一撃を持つタイプの不足チームでは、右打者・左打者のバランスや、長打力を秘めた控え選手のタイプが限られている場合、相手ベンチから見ると「怖さ」が軽減してしまいます。
特に左投手に対して起用できる一発のある右の代打(最近は右投げ左打ちが多い傾向にある)が不足していると、相手投手に余裕を持たせた配球を許し、結果として凡退につながりやすくなります。
代打陣の成績向上には、単に「個々の打撃技術」だけでなく、試合終盤の勝負どころで確実に結果を出せる「役割の明確化」と、それを支える選手層の底上げが不可欠となります。

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阪神タイガースにはベテランがいない

かつての「代打の神様」たちも、多くはチームの主力を張った経験や、数々の修羅場をくぐり抜けた実績を持つベテラン・中堅選手でした。

近本選手や大山選手など30代前半の選手はいますが、”ベテラン”と呼ばれる選手が少ない。
一発で結果を出す’’ベテラン”がいない。

阪神のベテラン不足が何か影響を与えているのではないでしょうか。

ベテラン選手が持つ最大の価値

単なる打撃技術の高さだけでなく、一瞬で相手投手の球筋や配球を見極める引き出しの多さや、緊迫した場面でのメンタルの強さにあるのではないでしょうか。

若手や中堅だと、どうしても「初球から積極的にいかなければ」「結果を出さなければ」という焦りが生まれやすく、相手バッテリーの巧妙な配球(ボール球になる変化球や、手元で動くボールなど)に惑わされて凡退しがちです。

一方で、経験豊富なベテランは、自分の調子が多少悪くても「相手がどう攻めてくるか」を逆算して対応できるため、代打という極限の状況でもヒットやフォアボールをもぎ取る確率が高くなります。

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育成重視(若手主体)のチーム編成の副作用

近年、球団全体として若手の育成や世代交代に力を入れているため、チームの年齢層がどうしても若くなりがちです。

若手主体のメリットは、チームに勢いが出て運動能力の高い選手が台頭することですが、デメリットとして「失敗したときに支えてくれるベテラン」「ここぞの場面でバットで空気を変えられる経験者」がベンチに座っていないという状況になりやすくなります。

試合終盤にビハインドや接戦の場面を迎えたとき、ベンチに「実績のあるベテラン」が控えているだけで、相手バッテリーやベンチに与えるプレッシャーは大きく変わります。

ベテランの役割の細分化(スペシャリスト化)が難しい

他球団を見渡すと、出場機会は減りながらも「代打の切り札」や「勝負強い一打を打つベテラン」としてチームに不可欠なピースとなっている選手がいます。
巨人の坂本選手と丸選手や、DeNA の宮崎選手と筒香選手などです。
しかし、阪神の場合は生え抜きや主力が比較的若い段階でレギュラーに定着することが多く、現役の後半を代打やベンチの主砲としてチームを支えるという、ベテランが定着しにくい環境があります。
結果として、引退や他球団への移籍によって経験値がチームから抜けていってしまうことになります。

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    まとめ

    ベテランが少ない=若手が出場機会を得られるというメリットの一方で、「試合の締め方」「代打での一打」「ピンチのときの落ち着き」といった勝負所での経験値不足が、ここ一番での弱さや代打陣の迫力不足として表面化しているのではないでっ勝。

    今後、チームが常勝軍団として安定するためには、ただ若い選手を並べるだけでなく、「いぶし銀のベテラン」や「代打のスペシャリスト」としてチームを陰で支える中堅・ベテラン層がどのように育ち、定着していくか。
    30代前半の選手たちの意識改革も必要になってくるかもしれませんね。

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