こんにちは、
よーちゃんです。
ベニシアさんの訃報の記事を見てびっくりしました。
「猫のしっぽ カエルの手」ベニシアさん死去、72歳…京都・大原で古民家暮らし
京都・大原の築100年以上の古民家で暮らし、その自然と調和したライフスタイルが人気を集めた英国出身のハーブ研究家、ベニシア・スタンリー・スミスさんが21日、誤嚥(ごえん)性肺炎で死去した。72歳だった。葬儀は近親者で済ませた。
英国の貴族階級出身。1971年に来日し、78年に京都で英会話教室を開設。96年に大原に移り、自ら育てたハーブを料理や生活用品に活用する暮らしを始め、「ベニシアのハーブ便り」などのエッセーにまとめた。そんな日々を紹介し、自らも出演したNHKの番組「猫のしっぽ カエルの手」は好評となり、ドキュメンタリー映画「ベニシアさんの四季の庭」にもなった。
夫は山岳写真家の梶山正さん。
読売新聞オンライン
ベニシアさんご自身も出演されていた「猫のしっぽ カエルの手」は、私も大好きな番組でした。
そういえば、最近見ていませんでした。
ベニシア・スタンリー・スミス(Venetia Stanley-Smith)
1950年12月27日~2023年6月21日
イギリス・ロンドン出身のハーブ研究家・英会話学校経営者です。
日本人男性と2度の結婚歴があります。
1974年に日本人男性と結婚。
1992年に登山家の梶山正さんと再婚します。
Yahooより
2018年に番組内で視力の悪化と記憶障害を告白しています。
PCA(後部皮質萎縮症)の診断を受け、2021年に介護施設に入所しました。
2023年6月21日、誤嚥性肺炎のため死去。
72歳でした。
家族
夫・・・山岳写真家の梶山正さん。
長女・・・サチアさん。
次女・・・ジュリーさん。
長男・・・主慈さん。
次男・・・悠仁さん。
父親・・・デレク・スタンリー・スミスさん。
母親・・・ジュリアナ・カーゾンさん
第2代スカーズデール子爵リチャード・ナサニエル・カーゾンの三女だそうです。
母親の実家は、イギリスの建築家ロバート・アダムが手がけたケドルストンホール(2014年4月現在は、ナショナルトラストが管理)と呼ばれるカーゾン家のマナー・ハウスです。
Yahooより
母親の4回の結婚で6人の兄弟姉妹がいらっしゃるそうです。
異父妹の一人は同じくガーデニングを趣味とされていて、アイルランドのティペラリー県ニーナーで”Curraquill Garden”を運営されているらしいです。
家系
ベニシアさんは貴族階級の出身でした。
曽祖父の異母兄はイギリスの外務大臣・インド副王兼総督を務めた初代カーゾン侯爵(初代スカーズデール子爵)ジョージ・カーゾンであり、祖父リチャード・ナサニエル・カーゾンは第2代スカーズデール子爵。
スカースデイル子爵2世には男子がなく、爵位は1959年に親戚の家系が継いでいるそうです。
京都大原へ
ベニシアさんは子供のころから、住まいを転々をされています。
2歳のときに両親が離婚し、再婚を繰り返す母ジュリアナに従って国内外を転居しています。
6歳からジャージー島セント・ヘリアの小学校に通い、10歳から6年間ヒースフィールドという寄宿舎制の女子校に通います。
ロンドンの女子高に進学し、花嫁学校を経て、19歳の時に母国を離れてバックパッカーとしてインドにわたりました。
1971年に船で日本の九州南部に渡っています。
東京、岡山の生活を経て、1978年から京都長岡で英会話学校の経営を始めています。
1996年に大原に移住しました。
活動
2002年にNHKの「わたしのアイデアガーデニングコンテスト」で特別賞を受賞しました。
2007年に初めての著書『ベニシアのハーブ便り』を出版します。
その後エッセイ本やDVDなども出版しました。
2013年9月14日、NHK「猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし」のスタッフによるドキュメンタリー映画が公開されました。
梶山正(かじやまただし)
1959年生まれ。
長崎県出身の写真家です。
山岳写真を専門で雑誌などに掲載されています。
最近では妻であるベニシアさんのハーブ・ガーデニングや里山暮らしに関する著書の写真・翻訳も手掛けていました。
高校在学中に山岳部のメンバー。
大学を中退後、24歳の時にヒマラヤに登山後、インド各地で旅生活を送っています。
帰国後は京都でインド料理店を営み、店の客で、後にNHK衛星ハイビジョン「猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし」のベニシア・スタンリー・スミスと出会い結婚します。
1996年から大原に移住しています。
誤嚥(ごえん)性肺炎
普通、食べ物や飲み物、あるいは唾液などを飲み込む(嚥下:えんげ)と口から食道を通って胃に入っていきます。
しかし、その飲み込む機能が低下すると、食べ物などが口から気管に入ってしまいます。
これが誤嚥(ごえん)です。
誤嚥性肺炎は、細菌が唾液や食べ物などと一緒に誤嚥され、気管支や肺に入ることで発症します。
まとめ
自然を愛し、大原でゆったりとした生活を送られていたベニシアさん。
そんな大原での暮らしに憧れた方々も多いと思います。
ご冥福をお祈りします。
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