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昔は句読点はなかった!?”今の若いもんは”が”マルハラ”になりました

トリビア

こんにちは、

よーちゃんです。

最近メディアでも取り上げられている「マルハラ(マルハラスメント)」。

LINE(ライン)などSNSで中高年から送信される「承知しました。」など文末に句点がつくことに対し、若者が恐怖心を抱いているといいます。

マルハラとは、主にチャットなどのSNSの文面において、句点(。)を使用することで威圧感を与えさせてしまうことを表す造語である。

マルハラスメントの略称。

「マルハラ」という語が見られるようになったのは2024年初頭のことである。

若い世代はLINEやXなどで短文を投稿する際に句点を省略することが多いため、句点を文末に付した文章が送られてきたり見かけたりした際に、「投稿者が怒っているように見える」という感覚を抱いたり、冷淡さや威圧感を感じたりするという。

この感覚には年代による差異があり、先述のように若い世代は抱きやすいが、中高年の世代は気に留めていないことが多い。

一説には、句点を多用するメールの文体に慣れた中高年の人々がチャットでも同様の文体を使用するために、若い世代にとっては異質なチャットメッセージになってしまうとされている。

一方、筑波大学の岩崎拓也は、若い世代もメールやXでは句読点を普通に使っているとした上で、「マンガなどの吹き出しでは句読点が使われることが少なく、SNSのメッセージは吹き出しで表示されるため、句読点がない方が馴染むのではないか」「世代間ギャップの問題にすぎない」と述べている。

また、若い世代が句点にネガティブな意味を持たせるのは同世代間のみであり、若者批判の印象操作とする意見もある。

Wikipedia

産経ニュースより

ここでは句点が対象になっているようですが、読点はどうなんでしょうか。

読点はスペースで代用ですかね。

では句点や読点はいつごろから使われ始めたのでしょか。

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句読点の始まり

句読点(くとうてん、英: punctuation)とは、句点(。や.)と読点(、や,)の様な文中や文末、あるいは文頭において、意味上の区切りや可読性を高めるために、一般に単独、あるいは一組で用いる約物の総称である。

Wikipedia

日本では中世以前、正式な文書は漢文で書かれていました。

中世以降、仮名書き文や漢字仮名交書き文が普及しました。

しかし、草書体から発展した平仮名は文章の区切りごとに繋がれるかとが多く、また仮名を使い分けたり、漢字と仮名を交ぜたりしたことで、ある程度句読点のような役割をしていました。

昭和26年(1951年)に「公用文作成の要領」が第12回国語審議会で議決されます。

公文書は横書きとし、句読点は「,。」を用いるよう定められました。

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「、。」「,。」「,.」

日本語では、原則として縦組み(縦書き)でも横組み(横書き)でも「、。」を用います。

例外として、横組みの場合は事情に応じて「,。」を用いてもよいとされているようです。

しかし、昭和中頃から令和初頭までは、横組みの場合の句読点は「,。」が原則であるとされていました。

知りませんでした。

令和時代に至るまで統一されていなかったなんて。

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挨拶状で句読点は使用しない

挨拶状で句読点を使用しないのが礼儀だとされています。

理由は・・・

・昔は句読点を使っていない
・句読点を使用すると失礼にあたる
・「縁を切る」と連想させてしまう

では解説です。

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昔は句読点を使っていない

先にも紹介しましたが、日本は本来、毛筆文化のため句読点を使用していませんでした。

明治時代に入って日本の教育システムを整えるうちに、句読点が使われるようになったといわれています。

句読点の使用は失礼にあたる

句読点は「子どもでも文章が読みやすくなるように」または「句読点があると文章がわかりやすい」といった理由で使われるようになったためです。

挨拶状で句読点を使用することは、「相手を子ども扱いしている」あるいは「教養のない人」と捉えられるため失礼にあたります。

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縁を切る

句読点は文章の流れを一旦切る、または文章を区切るとの意味があります。

そこから、「縁を切る」を連想させてしまうんだそうです。

挨拶状以外にも、年賀状や招待状などのお祝いごとでは使用しないんだそうです。

挨拶状は一般的な手紙とは違います。

句読点は後から使われるようになりました。

なので、句読点使用することでと相手に不快な思いをさせてしまう可能性もあります。

挨拶文などを出す際は注意が必要です。

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まとめ

若者は文末にある句点が威圧的(相手が怒っているのではないか)に感じています。

みんながみんなそうではないと思いますが、専門家は、メールに慣れている中高年とSNSを駆使する若者との間にある、SNS利用に対する認識の違いが影響しているという意見もあります。

意識の違いはあって当然だと思います。

今の中高年も同じように「今の若いもんは…」と言われていたのですから。

日本語は時代とともに変化しています。

これからも変わって行くのだと思います。

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