こんにちは、
よーちゃんです。
暑い夏に向かっている時にこんなニュースを見ました。
また値上げです。
今度はビールです。
「スーパードライ」は減税で値下げも ビール類など10月から価格改定 コストアップと酒税改正で アサヒビール
アサヒビールは10月1日からビールや焼酎、ワインなど酒類の価格改定を実施する。
原材料価格や容器包装資材、エネルギー価格、物流費などの上昇にともなうコスト転嫁とともに、同日からの酒税改正にともなう増減税分を反映させた価格となる。
コスト上昇による値上げは、主力ビール「アサヒスーパードライ」各種のほか、「クリアアサヒ」「アサヒスタイルフリー〈生〉」などの新ジャンルや発泡酒、飲食店向けの樽詰酒類、焼酎、輸入ワインなどの一部商品が対象。
酒税改正により減税となるビール、増税となる新ジャンル、輸入ワインと合わせ、615品について価格改定を行う。
ビールはコストアップによる値上げと減税による値下げが同時に行われる形だが、「スーパードライ」について同社では「酒税改正分を忠実に反映し、店頭価格は下がる可能性がある」(広報)としている。
食品新聞
今のところ値上げはアサヒビールさんだけのようです。
アサヒビールさん、他のメーカーさんを気にせずに思い切りましたね。
ひょっとしたら、他のメーカーさんは値上げしないかもしれませんよ。
ビンビールの値上げのニュースを見て思いました。
居酒屋などの飲食店で、なぜ、缶ビールが少ないのか。
調べてみました。
居酒屋やバーでなどの飲食店でお酒を注文すると、ジョッキーやグラスに注がれたりなど、必ず開封された(栓を抜かれた)状態で運ばれてきますね。
缶だとグラスなどで蓋をしてたりして。
あれってなんでなんでしょうか。
それは、免許が必要だからだったんです。
どんな免許かというと、「酒類販売業免許」という免許です。
実は、無免許で未開栓のお酒を販売・提供すると、酒税法に触れてしまうのです。
酒類販売業免許
酒税法に規定される酒類の販売を行うための免許です。
卸免許と小売業販売免許とがあります。
酒販免許ともいいます。
販売店と飲食店
お酒の小売販売は栓を未開で販売しています。
当たり前ですね。
飲食店では未開のお酒が出てくるのは稀です。
飲食店では開栓済のお酒出てくることが多いです。
(開栓済のお酒の提供の場合には飲食店営業許可が必要です。)
要するに、未開栓のお酒を販売するには酒類販売業免許が必要なんです。
これは飲食店に限らずどのような業種の店舗でも、未開栓のお酒を販売するには酒類販売の許可がいるということなんです。
ネット販売はどうなの?
「一般酒類小売業免許」や「通信販売酒類小売業免許」が設定されたのは、1989年(平成元年)6月1日でした。
それ以前の酒類免許では、区分が無く「課税移出数量」が3,000kl以上の日本で主要な酒造メーカーが製造・販売するビール製品(麒麟麦酒・アサヒビール・サッポロビール・サントリー)でも、電子商取引での通信販売の際にも、品目・地域制限がかからない「無制限」な酒類免許でした。
Amazon.co.jpやセブンネットショッピングやイオンやアスクルなど、大手ECサイト事業者の中には、この「法の盲点」を突いて、昭和時代に発行された「酒類小売免許」を持つ法人名義の酒屋を買収し名義変更をしたり、自社店舗で保有している酒販免許の場所を移転したりして、合法で旧制度の「ゾンビ酒類免許」を確保し、大手の小売店も含めて、インターネットでの通信販売を行っているのです。
その一方で新規事業者が酒販免許を新規申請すると、事業範囲に制限が掛かってします。
旧来の酒販免許を取得するいわゆる「抜け道」が利用できない新規などの事業者にとっては、公正な販売競争環境ではない状況が続いています。
また酒類のインターネット販売には、実店舗を営業していることとなっているので、要件を満たすためにネットスーパー専用の倉庫など物流拠点に小型の「実店舗」を開設していたりします。
これは医薬品のインターネット販売も同様にしているところが多いようです。
まとめ・・・缶ビールで乾杯!
ビンビールが値上げする。
少しでも安くお酒を飲みたい。
なら缶ビールで乾杯すればいい。
栓を開けた状態なら販売できる。
もしかしたら栓を開けた缶ビールを出す飲食店が増えるかも。
でもちょっと味気ないなぁ。
あなたはどちらを選びますか?
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