こんにちは、
よーちゃんです。
野沢雅子さん、87歳!
今なお現役!
スゴすぎる!
しかし、このニュースを見て、困難な声優の世代交代が浮き彫りにされたのではないでしょうか。
TARAKOさんの後任選びも容易じゃない? 日本の長寿アニメが抱える「声優の高齢化」の深刻
ここに来て、衝撃的な訃報が相次いだ。
人気コミック「ドラゴンボール」の原作者の鳥山明さんが3月1日に急性硬膜下血腫のため68歳で、国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」(フジテレビ系)の主人公・まる子の声でおなじみだった声優のTARAKOさんが同4日に亡くなったことが相次いで発表されたのだ。
11日に都内でフジテレビの今年のアニメラインアップ発表会が行われたが、今秋から「ドラゴンボール」のアニメ版新シリーズの放送を発表。
主人公・孫悟空の声を長年務める声優の野沢雅子(87)は、悟空の必殺技「かめはめ波」のポーズを決めて鳥山さんを追悼。
また、TARAKOさんの最後の声の出演は今月24日だが、後任が見つかるまでは過去のエピソードが放送されることが発表された。
「野沢さんはお元気そうなのでまだまだ心配ないかもしれないが、万が一のことがある。そうなると、TARAKOさん同様、後任選びは容易なことではない」(アニメ誌記者)
現在放送中の長寿アニメ番組といえば、「ちびまる子ちゃん」のほかに「サザエさん」(フジ系)、「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」(ともにテレビ朝日系)などがあるが、突き付けられているのが声優陣の高齢化問題だという。
「野沢さんを筆頭に、『ドラゴンボール』の声優陣は平均年齢が高いが、余人をもって代えがたいメンバーばかり。
『サザエさん』のサザエ役の加藤みどりさんは84歳、『ドラえもん』は早い段階で声優陣の世代交代に成功した。テレビで放送中のアニメ以外では、映画シリーズが続いている『シティーハンター』が代表作の神谷明さんも77歳ですから」(同前)
熱烈ファンは拒絶反応を示すかもしれないが、各作品、思い切った世代交代が必要なのかもしれない。
日刊ゲンダイDIGITAL
ドラゴンボールオフィシャルサイトより
いったいどのくらいの80・90歳代声優の方々がいらっしゃるんでしょうか。
80・90歳代で活躍されているもしくは、活躍されていた声優の方々を調べてみました。
80・90歳代声優一覧(享年含む)~lainより~
- 松尾佳子 – 80歳
- 山本圭子 – 80歳
- 三輪勝恵 – 80歳
- 吉田日出子 – 80歳
- 斎藤昌 – 80歳
- 鈴木弘子 – 80歳
- 小沢友誉 – 81歳
- 火野カチコ – 81歳
- 竹口安芸子 – 81歳
- 佳川紘子 – 81歳
- 浅井淑子 – 82歳
- 来宮良子 – 82歳
- 堀絢子 – 82歳
- 白石冬美 – 82歳
- 倍賞千恵子 – 82歳
- 松島みのり – 83歳
- 東美江 – 83歳
- 貴家堂子 – 83歳
- 沢田和猫 – 83歳
- 二階堂有希子 – 83歳
- 谷育子 – 84歳
- 瀬能礼子 – 84歳
- 桂玲子 – 84歳
- 加藤みどり – 84歳
- 藤夏子 – 84歳
- 野村道子 – 85歳
- 北浜晴子 – 85歳
- 栗葉子 – 85歳
- 山口奈々 – 85歳
- 此島愛子 – 85歳
- みきさちこ – 85歳
- 池田昌子 – 85歳
- 向井真理子 – 86歳
- 菅谷政子 – 86歳
- 千々松幸子 – 86歳
- 大山のぶ代 – 87歳
- 坪井章子 – 87歳
- 沢田敏子 – 87歳
- 山本嘉子 – 87歳
- 増山江威子 – 87歳
- 太田淑子 – 87歳
- 荘司美代子 – 87歳
- 野沢雅子 – 87歳
- 清水マリ – 87歳
- 白川澄子 – 88歳
- 白坂道子 – 88歳
- 近藤高子 – 88歳
- 津賀有子 – 88歳
- 小原乃梨子 – 88歳
- 喜多道枝 – 89歳
- 京田尚子 – 89歳
- 小沢寿美恵 – 89歳
- 沼波輝枝 – 89歳
- 池水通洋 – 80歳
- 小山武宏 – 80歳
- 秋元羊介 – 80歳
- 愛川欽也 – 80歳
- 大山高男 – 80歳
- 肝付兼太 – 80歳
- 野田圭一 – 80歳
- 滝口順平 – 80歳
- 家弓家正 – 80歳
- 津嘉山正種 – 80歳
- 堀部隆一 – 80歳
- 田口昂 – 81歳
- 松方弘樹 – 81歳
- 森本レオ – 81歳
- ささきいさお – 81歳
- 池田勝 – 81歳
- 石森達幸 – 81歳
- 菱谷紘二 – 81歳
- 樋浦勉 – 81歳
- 矢田耕司 – 81歳
- 佐々木敏 – 81歳
- 小関一 – 81歳
- 作間功 – 81歳
- 緒方賢一 – 81歳
- 永井一郎 – 82歳
- 木下秀雄 – 82歳
- 名取幸政 – 82歳
- 山下啓介 – 82歳
- 青森伸 – 82歳
- 堀勝之祐 – 82歳
- 納谷六朗 – 82歳
- 山野史人 – 82歳
- 井上真樹夫 – 83歳
- 石丸博也 – 83歳
- 小川真司 – 83歳
- 園江治 – 83歳
- 西川幾雄 – 83歳
- 納谷悟朗 – 83歳
- 田中信夫 – 83歳
- 巌金四郎 – 83歳
- 小島敏彦 – 83歳
- 側見民雄 – 84歳
- 千田光男 – 84歳
- 有本欽隆 – 84歳
- 小野丈夫 – 84歳
- 丸山詠二 – 84歳
- 名取将 – 84歳
- 坂口芳貞 – 84歳
- 中田浩二 – 85歳
- 大塚周夫 – 85歳
- 細井重之 – 85歳
- 勝部演之 – 85歳
- 伊井篤史 – 85歳
- 加藤治 – 86歳
- 柴田秀勝 – 86歳
- 平野稔 – 86歳
- 加藤精三 – 86歳
- 大平透 – 86歳
- 稲垣隆史 – 86歳
- 里見浩太朗 – 87歳
- 宮田光 – 87歳
- 増岡弘 – 87歳
- 桑原たけし – 87歳
- 仲木隆司 – 87歳
- 小宮山清 – 87歳
- 滝雅也 – 87歳
- 富田耕生 – 88歳
- 美輪明宏 – 88歳
- 朝戸鉄也 – 88歳
- 木原正二郎 – 88歳
- 清川元夢 – 88歳
- 沢りつお – 88歳
- 品川徹 – 88歳
- 藤本譲 – 88歳
- 辻村真人 – 88歳
- 筈見純 – 89歳
- 三田松五郎 – 89歳
- 槐柳二 – 89歳
- たてかべ和也 – 89歳
- 大矢兼臣 – 89歳
- 森山周一郎 – 89歳
- 鈴木泰明 – 89歳
青二プロダクションより
- 久松夕子 – 90歳
- 北川智繪 – 90歳
- 中村紀子子 – 91歳
- 前田敏子 – 91歳
- 麻生美代子 – 92歳
- 杉田郁子 – 92歳
- 中西妙子 – 93歳
- 八千草薫 – 93歳
- 麻生みつ子 – 93歳
- 市川千恵子 – 94歳
- 関根信昭 – 90歳
- 村松康雄 – 90歳
- 岸野一彦 – 90歳
- 近藤洋介 – 90歳
- 松岡文雄 – 90歳
- 飯塚昭三 – 90歳
- 羽佐間道夫 – 90歳
- 前田昌明 – 91歳
- 小林清志 – 91歳
- 糸博 – 91歳
- 若山弦藏 – 91歳
- 石井敏郎 – 91歳
- 城山堅 – 91歳
- 上田敏也 – 91歳
- 矢島正明 – 91歳
- 田中康郎 – 92歳
- 穂積隆信 – 92歳
- 矢田稔 – 92歳
- 北川米彦 – 92歳
- 石原良 – 92歳
- 浦野光 – 92歳
- 大竹宏 – 92歳
- 岡部政明 – 92歳
- 八奈見乗児 – 92歳
- 外山高士 – 93歳
- 近石真介 – 93歳
- 中庸助 – 93歳
- 新井量大 – 93歳
- 阪脩 – 93歳
- 八木光生 – 94歳
- 中村正 – 94歳
- 川久保潔 – 94歳
- 大山豊 – 95歳
- 田村錦人 – 95歳
- 勝田久 – 96歳
- 大木民夫 – 96歳
- 森繁久彌 – 96歳
- 鈴木瑞穂 – 96歳
- 依田英助 – 96歳
- 熊倉一雄 – 97歳
- 西本裕行 – 97歳
- 三川雄三 – 98歳
ビックリですね。
さすが長寿国というところでしょうか。
そこで思いました。
なぜ世代交代ができない?
アニメはよくシリーズ化されます。
先に、「”ドラゴンボール”の声優陣は平均年齢が高いが、余人をもって代えがたいメンバーばかり」。と記載されている通り、声優も同時に年を取るのは当然です。
「ルパン三世」で1971~1994年まで山田康雄さんが担当されていましたが、亡くなられたことで1995~は栗田貫一さんが担当されています。
栗田貫一さんは”ものまね四天王”と言われている方。
ルパン三世の、いや山田康雄さんのものまねという手法を使ったことで違和感なくバトンタッチをされました。
これは実に見事でした。
しかし、その次はいったいどうなるんでしょうか。
声優交代はそんなに簡単じゃないですよね。
いわゆる拒否反応というやつでしょうか。
スラムダンクや月姫やセーラームーンのように「昔の方が良かったよね」とか「前の声優さん現役なのに…」と言われるかもしれない。
クレヨンしんちゃんやサザエさんのように声優が亡くなったり、引退された時に交代するしかないのでしょうか。
ではなぜ拒否反応を示すのでしょうか。
それは、人間は変化を嫌う生き物だからだそうです。
人間は変化を嫌う生き物「現状維持バイアス」
原始時代の生き残りを賭けた生存本能から来ているそうです。
人間のような弱い生き物にとって未知の世界は大きなリスクを伴います。
例えば住居。
どんな場所なのか、そこには外敵がいるかもしれない。
また食料や住居が確保できるのかという絶対的な保証がない。
できるだけ今までの環境や習慣を変えずに過ごしたい。
いらない冒険をするよりも今のままがいい。
そう、現状が安心・安全なんです。
これを心理学的には「現状維持バイアス」とい言います。
このことから、声優が変わることに違和感を感じ、拒否反応を起こすのかもしれませんね。
まとめ
人間は年を取ります。
人間は変化を嫌う生き物。
やっかいです。
アニメは自分の成長とともに思い出となっていきます。
声優が変わっても応援していきたいものです。
日本アニメ、バンザイ!
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